新聞やテレビで報道されているように食生活の変化に伴い、わが国の40歳以上の約10人に1人が糖尿病と診断されています。その患者数は約700万人に達するとされています。
 なぜ糖尿病がこれほどまでに騒がれているのでしょうか?
 その理由は、その恐ろしい合併症にあります。糖尿病性網膜症で失明する人は年間3000人、腎症で透析導入に至る患者は年間1万人を超えています。
 さらに糖尿病は心筋梗塞や脳梗塞などの病気の危険因子にもなっています。

 よって、糖尿病にならないように予防するか、あるいはなっても合併症を起こさないように良好な血糖コントロールを心がける必要があります。

 当クリニックでは、まず、糖尿病に罹患しているか否かの検査をさせていただきます。
 糖尿病にかかっている場合、その程度をご説明いたします。採血後6分で代表的な血糖コントロールの指標であるHbA1cが測定できるようになっており、ここ1,2ヶ月の血糖コントロールの程度が分かるようになっています。
測定機器 DCA2000
わずか6分でHbA1Cを測定できます
 そして、数多くの糖尿病患者さんの治療にあたってまいりました医師が、血糖値やHbA1cを参考に、患者さんごとに、食事・運動療法に加えて必要があれば薬物療法・インスリン療法・血糖自己測定など最適な治療法を選択し、施行させていただきます。
 また、血糖コントロールにおいて最も重要な食事療法に関しては、経験豊富な管理栄養士による個別食事指導(完全予約制)を行っております。
○入院について …… 外来でのインスリン療法導入にご不安がある方や入院による治療の必要があると思われる方は、病診連携病院にご紹介いたします。(済生会中央病院・東京共済病院・厚生中央病院・順天堂大学付属病院
○網膜症の場合 …… 糖尿病の合併症である網膜症に関しては、病診連携眼科医院ないし病院をご紹介するとともに、その病変の程度を常に把握するようにいたします。